sumikaについて
私sumika好きなんですよ。
まぁ詳しく言うと好きにさせられました。
きっかけは女に「sumikaってバンドにハマってるから聴いてみてよ！」と言われたもんでYouTube でカタカタっと検索して、1番上にあった動画を再生してみたらこれですよ。
※今は削除されており見れないため画像
もう絶句。
こんな格好してダンスしちゃってさ。
僕には明る過ぎる。キラキラし過ぎてる。明日に希望を持ち過ぎてる。
とまぁ曲もろくに聴かずにブラウザバックしたのだ。
しかし、面倒くさいことに「ライブに行きたいから聴いてよ」と半ばキレ気味に言われちゃ聴くしかない。
という事でアルバム片っ端から買って聴く事にした。
もうsumika好き。すこすこ。しゅきぴ。
最初に見た動画からの印象とは全然違ってて、媚びたバンドじゃなくてちゃんとバンドの音がしてた。
で1番惹かれたのが歌詞。
とても深い歌詞でー！とか凄い共感できる！とか歌詞の意味は置いといて、凄いポイントは言葉選びのセンスだと思う。
1番最初に聴いた「Lovers」のサビの入り
ねえ浮気して
ねえ余所見して
ずっとずっと離れぬように
愛を冠した歌のサビで浮気して欲しいって何事？って思いますよね。
ですが曲全体を通して聴けば、愛を語った歌で意味としては矛盾してないことが分かるんですよね。
歌詞でも文章でも人に興味を持ってもらうものにするには、単語選びに起伏をつける必要があって、中でも強く興味を惹きつける単語の事を「フックワード」なんて言ったりします。
例えば口喧嘩で言えば
「バーカ！アーホ！お前の母ちゃんデベソ！」
より「ばーか！アーホ！お前の母ちゃん手コキ専門店で見た！」
の方が印象に残りますよね？残りますよね？残りました！
まぁ例は上手くなかったとしても、印象を残す単語をフックワードと言う。
そしてsumikaはフックワードを歌詞にうまく使っててさらにセンスも独特で、宝石店のケースの中に一つだけカレーライスを置くみたいなことをするのだ。
「ここから見える景色」より
僕の中の誰かが
たまに不安を吐き出して逃げるの
でもね卵焼き突っ込んで
黙らせるから
明日も明後日も
甘いだの苦いだのだって言わせてくれる?
笑っちゃうわ。
でも微笑ましい日常をうまく表現している。
それに曲全体を通して言える事だけど、難しい単語や英語を殆ど使わない。
いい意味でサルでも分かるような歌詞で上手く感情や情景を表現している。
うちの上司もコンプライアンスだとかアサインとかペイオフとかよくわからない言葉使うな！
sumikaを見習え！
僕らみたいな根暗物にはsumikaは眩しいと思うかもしれないですが、語彙力に頼らない歌詞による表現の仕方はとても惹かれるものがあると思います。
これを機会に是非。
以上。
